インタビュー2 | 天理技研

社員・職種紹介

地質と向き合う面白さを次世代に繋げたい

地質調査

脇阪良男

脇阪良男

入社の決め手は、チームで大きな仕事をするワクワク感



前職から地質調査一筋で働いてきました。建設コンサル会社を経て、個人で地質調査事業をしていたときに、天理技研の社長から誘われ入社しました。個人事業では自分一人でこなせる範囲の仕事しかできなかったため、再び組織の一員となることで、規模の大きい仕事をチームで協力してできることへのワクワク感があったことを覚えています。
現在の仕事はボーリング調査や、地質調査、斜面の状況調査。設計作業をする前に、基礎を建てられるような硬い地盤がどこにあるかを調査し、地盤の特性を報告します。また地盤の硬さ以外にも、砂なのか岩なのか、花崗岩なのか堆積岩なのかといった、地質も並行して調べていきます。





毎日が初めての地層との出会い。だから難しいし面白い

仕事をする上で心掛けているのは「正確な結果を出すこと」。例えば橋を建設するとして、地盤が軟らかいと土台を支えきれず、地盤沈下や傾きをまねく可能性があります。そのため、正確な地盤情報を調査で吸い上げ、建築物の安全性を確保することがとても重要。調査結果から地盤が軟らかいと分かれば、杭を打つなどの対策を設計者にアドバイスすることができます。とはいえ、正確な結果を出すことは決して簡単なことではありません。現場ごと場所ごとに出会う地層は全て違うため、少しずつ異なる特徴を見極めるのはとても難しいことです。地層や地質の見極め作業は建築物の安全性に繋がるため、責任をともなう大変な仕事ではありますが、毎回違う地層に出会えるという面白さでもあると感じています。






自分の経験を次の世代に役立てたい



当社は大きすぎず、かといって小さすぎない企業規模のため、社員同士が互いの仕事を把握できとても働きやすいです。また、社長がざっくばらんな性格なため、上下関係を気にせずに言いたいことを言える風土があります。
今後は、新しい技術を積極的に取り入れていきたいと考えています。災害現場などで全体像をスピーディーにつかめるドローンや、より精度の高い調査結果を出すための3次元レーザースクリーンなど、現状に満足せず新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。また、人材教育にも力をいれたいと考えています。地質調査分野は、調査方法の技術革新が進んでも、地質の知識に関してはアップデートが少ないため、経験則がものをいう分野。若手社員と一緒に現場に行き、今まで出会った地層をもとにアドバイスをすることで、次の世代に自分の経験を役立ててもらいたいと考えています。

一日の流れ

  • 08:30

    出社

  • 09:00

    現場でボーリング調査

    地質調査が必要な地表から、ボーリングで土壌を採取します。

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    地層の測定

    会社に戻り、採取した地層の調査、データ入力、断面図を作成します。

  • 17:30

    退社